動物病院で犬の整体スタート

この度ご縁あって2022年9月より埼玉県蕨市内にある蕨中央動物病院にて犬の整体をさせていただくこととなりました。

そこで💡また改めて整体のメリットについて書き綴ってみました。

整体は手術後や治療中の患部をかばったカラダの使い方によって乱れた筋バランスを整え、関節可動域を広げるケアとして、また寝たきりワンコへの緩和ケア、動きやすいカラダを維持するための日頃のメンテナンスケアとして大変有効な体に優しいケア術になります。

術後のケアとしての整体

術後のケアとして大切なのは患部の回復ケアだけではありません。
患部をかばったカラダの使い方によって起きる筋バランスの偏りを整えてあげることも大事。
筋バランスの崩れはカラダの歪みや痛みの原因にもなるので放置はしない方がいいのです。

たとえば
左後肢の手術を受けたワンコは右後肢頼りのカラダの使い方をするであろうことは容易に想像できるかと思います。
この一方に体重をかけるカラダの使い方が癖になってしまうと筋力差は永遠に解消されませんし、軸足になっている方がコリやすく動かしづらくなるので歩幅の差もなかなか改善されません。
さらにワンコは四つ足動物なので当然その影響は前肢にも及びますし、
歩幅の差をカバーするために腰を振って反動をつけて歩くなど腰椎にも影響を及ぼすことだってあるのです。

なので全身をトータル的にケアするのがいいんですね。

これは、治療中の患部をかばったカラダの使い方をしている場合でも同じことが言えます。
患部は病院で治療、患部以外の部位を整体でケアしていく、という2つのフォローが元のカラダ、生活状態に早く戻す、近づけるのに大変有効だと思います。

 

寝たきりワンコへの緩和ケアとしての整体

筋肉は使わないでいると痩せて凝り固まります。
筋肉(骨格筋)は関節をまたいで付着していて、筋肉を伸び縮みさせることによって関節を動かしています。なので筋肉が凝り固まると関節も動かせなくなります。
凝り固まった筋肉は血行不良を起こした状態なので、動きの少ないワンコや寝たきりのワンコは四肢が冷たい子も多いです。

また、カラダ凝り固まっていると、あちこち痛みや違和感が出るだろうなぁとは思いませんか?
原因のわからない夜泣きの中にはこの不快さを訴えているものだってあるのではないかと思います。
実際、施術を受けた日はぐっすり寝てくれる、排泄がある、食欲出るみたい、といったお声を飼い主さんからいただきます。

整体で筋肉が凝り固まらないように筋ポンプさせて、全身をほぐしつつ関節を動かす。
寝たきりであっても、ヒトの手によって筋肉の柔軟性を保たせ、適度な運動を促して血流を改善させ、胃腸の働きを活性化させることはできます。

寝たきりになってもできる、してあげるべきカラダに優しい大切なケアはあるのです。

 

動きやすいカラダを維持するためのメンテナンスケア

整体やストレッチで固くなった筋肉をほぐすことは関節可動域の維持につながります。
ヒトもそうですが筋肉の柔軟性に永続的継続はありません。
老若男女を問わず筋肉は使ったらほぐす(←ただ立っているだけでも筋肉使っていますからね)、動きづらくなったらほぐす、これを繰り返し行っていくことにより動きやすいカラダは維持できるのです。

いつも同じ面を下にして寝ている、いつも同じ方向にクルクル回るなど、カラダの使い方に癖があると、その動きに関与している部位はやはり凝り固まりやすいです。
柔軟性のある筋肉はカラダの痛みや歪み、怪我の予防にもつながります。
生活の質に大きく関与するので定期的なメンテナンスを心がけましょう。

 

※施術料、施術の流れは通常の訪問整体に同じとなっています。(1ワン施術料:5,000円)