犬のアンチエイジング

四つ足動物の筋力低下は後脚からはじまる

ワンコの前脚と後脚にかかる体重比の割合は約7:3といわれていて、前脚負担の方が大きくなっています。
カラダの真上に頭がのっているヒトと違ってワンコの場合は、頭がやや前に突き出た位置にある事もあって前脚重心になっているのです。
なので前後の脚を比べてみると前脚の方が力強く、(犬種にもよりますが)前脚の方が後脚より太い(大きい)というワンコの方が基本的に多いといわれています。
これは四つ足動物全般に当てはまりそうですね。

後脚の筋力が落ちてきてしまっても前脚がしっかりしているうちは歩行もできるのですが、その分前脚の負担は増えるわけですから、そのままにしているといつか前脚も悲鳴を上げてしまいます。なので、整体師的にはそうなる前に前脚のケアも後脚と併せてしておススメしたいところです。
前脚が悲鳴を上げた途端に歩けなくなってしまうというケースはとても多いです。
「急に歩けなくなった」のではなく、後脚の筋力が徐々に低下していった結果である事が残念なことに大変多いのです。

筋肉貯金でアンチエイジング

寝たきり予防に大切な事はヒトに全く同じで、とにかく「筋力を落とさない事」です。
お散歩はとても良い筋力トレーニングになりますので歩けるうちは、たとえそれがほんのちょっとの距離であっても歩いてもらい、しっかり筋肉貯金をしていくことが大切です。


勿論、筋力トレーニングはお散歩以外でもできます。
おうちの中で一緒に遊んであげる事だって立派な筋肉貯金になります。
遊び方を工夫すれば短時間に効率良く筋肉貯金することだって可能です。

上手に筋肉貯金をするコツはお金を貯めるのと全く同じで、無理をしないでコツコツ続けていく事
貯金の値は日々変動していて構いません。
たっぷり公園で遊べる日、近所を少し歩くだけの日、おうちの中でしっかり遊ぶ日…
続けていく事が肝心です。
まぁ…堅実なのは定額貯金だとは思いますけれど、自信がなければ変額でも良いのですよ( ・ノェ・)コショッ