犬の救命救急講座

雨降りの中ダイナミックに後方へ転倒し、濡れた地面に大の字仰向けにひっくり返ったエピソードを先日のブログで書きました。
まさかのアクシデントでしたが、幸い一緒にいた愛犬チョコ共々大きな怪我もなく心底ホッといたしました。(あまりの激痛で一瞬、「骨折した?」と頭真っ白になったので;)

いつどこで何が起きるかなんて予測つかないものだ・・・と、身を持って学んだ出来事でありました(ー▽ー;)
なのでやっぱり大切なのです、「もしもの時の救命救急」

もしあの時チョコに私が被さるような形で転倒し骨折させてしまっていたら・・・
もし頚椎を痛めている、内臓に損傷の可能性があったとしたら、どうやって搬送するのがベター?
もし普段通りの呼吸ではなくなっていたら・・・
もし心肺停止したら・・・

もしもの時のために、知識として知っていて絶対に損はないのが救命救急対処法です。
天災や様々なアクシデント、事故などに遭遇する可能性は老若男女を問わず誰にでもあるのですから。


もしもの時の救命救急

そんなワンコの救命・救急講座を2月最後の週末に和むすびまるっとさん(東京都北区)にてPart1,Part2の2部構成にて開催させていただきました。

Part1では胸骨圧迫と人工呼吸の心肺蘇生(CPR)を実技を中心にCPR人形や模型、ぬいぐるみなどを使って学んでいきました。
最初にテキスト、実演で学んでから実技に入るので、頭の中ではしっかり理解できているはずなのだけれど、いざやってみるとポジションが違っていたり、手順忘れてしまって慌ててしまったり。
でもそれは初めて(あるいは久しぶりに)学ぶのだから当然のこと。
物事なんでもそうだと思うのですが、スムーズに実践するにはやっぱり日頃の練習がキーになります。
この日学んだ動きとリズム、適度な圧をカラダにインプットしてご帰宅いただき、是非ぬいぐるみやクッション相手に日々練習し、カラダにそれらを染み込ませてください。とアドバイスさせていただきました。
生きているワンコ相手に練習できるものではないし、実際こういうシーンに出くわすことって滅多にあるわけでもないので(そう願いたいですしね)、1回受講してみた/やってみただけではいざという時、頭真っ白になってしまうのがオチです。
この種の講座を見つけたら、たとえ受講した経験があったとしても何度でも受講してみることをオススメいたします。
救える命を救うために、カラダにしっかり動きとリズム、適度な圧をインプットして、もしもの時に備えていただければと思います。

手順、リズムのおさらい、といった意味でも防災イベントや消防署で開催されるヒト用の救命救急イベントや講座に参加されることもオススメです。

Part2では止血法、シーン別の応急手当、喉に異物を詰まらせてしまった時の対処法(気道異物除去)などを実技を交えつつ、主に座学、実演を中心に行ってまいりました。
ヒト用の救命救急イベントや講座でも止血法をはじめとする応急手当術を学ぶ事ができるます。ワンコに応用が利く部分も多々あるので、やっぱりヒト用オススメですよ。
機会があったらヒト用、ワンコ用講座の受講を是非。