スキンシップで得られる様々なメリット

初めましてのワンコさんの施術で、特定の部位が他のカラダの部位に比べて
明らかによくほぐれていることがあったりします。
そんな時は大抵飼い主さんがその部位を日常的に
無意識のうちにナデナデ、コショコショ、モミモミして触りまくっているんです。

特に意識して「マッサージ」してあげていたわけではなく「スキンシップの延長」として触ってあげていたらもれなくマッサージと同じ効果を得ることができたということです。
平たく言えばナデナデ、コショコショ、モミモミも「皮膚の表面から圧を加える」と言う点ではマッサージや整体に同じです。
なので私は「良いこといっぱいあるので常日頃から愛犬のカラダを全身くまなく、
沢山ナデナデしてイチャイチャしてください」とお伝えしています。

 

ナデナデ、コショコショ、モミモミのイチャイチャなスキンシップで得られる様々なメリット



♦どこを触られても嫌がらないようになる


ー皮膚の状態や腫れ、デキモノ有無など、カラダの異常の早期発見につながる
ー病院での診察が受けやすくなる
ー飼い主との信頼関係を築く

触れること、触れられることにより双方に「幸せホルモン」と言われる「オキシトシン」が分泌される
ー心身共に安らぎ癒される

手の平の適度な温度と湿度でじんわりと触れた部位が温められる
ー温めることにより血流が促進されカラダのこわばりが和らぐ

♦皮膚の表面から圧が加わることにより筋肉をほぐすマッサージ効果が期待できる
ー痛みや違和感が緩和される

 

筋肉が凝り固まっている部位は血流が滞り血行不良を起こして「凝り固まっている」状態です。
なので違和感を感じたり、痛みを感じたりするのです。
筋肉(骨格筋)は通常、関節をまたいで骨から骨へと付着しているので
凝り固まってしまうと当然動きも小さくなりますし(=関節の可動域が小さくなる)、
カラダの使い方にもクセが出てきてしまったりと、
とにかくコリを放置していいて良いことは何一つありません。
沢山のメリットもあるので、筋肉をほぐして動きやすいカラダの維持向上のためにも日頃から沢山ワンコのカラダに触ってあげてみてください。

「別室で寝入っていることが多いから」
「触るとウゥ〜っと唸る」
「ベタベタするのを嫌がるので」
などの理由から、日頃あまりカラダに触れることはないとおっしゃる飼い主さんも中にはいらっしゃいますが、そんなワンコさんのカラダはやっぱり凝り固まっていることが多いです。

筋肉が凝り固まって違和感があるから、痛みがあるからあまり触られるのが好きじゃない→飼い主さんもイヤイヤされるのでなるべく触らない、嫌がる部位は触れない→さらに違和感や痛みが増す
・・・そんなループになっている/なってしまう可能性があります。

病院では特に悪いところはないと言われているけれど、触られると嫌がる部位があるという場合、そこは特にケアしてあげたい部位だと思いましょう。
嫌がるワンコさん、逃げ隠れするワンコさんだったら、まずは気になる部位やカラダに手をそっと乗せてあげるスキンシップ、「手当」からスタートしてみましょう。

 

 

まずは全身ほぐしてもらってから、それを維持できるようにナデナデマッサージ頑張ってみます、も良いと思います。そんな方は訪問整体をご利用してみてください。

どうせなら効率よくカラダを揉んでほぐしてケアしてあげたい、という方には飼い主さん向けのうちの子ケア講座も開催しています。
しっかり学んで自分でケアしてあげたいと言う方はこちらもチェックしてみてください。