つまずきやすい犬、転びやすい犬

愛犬チョコをスリングに入れて、傘をさして雨の中を移動中・・・緩やかな傾斜面で足滑らせ、尻もちを通り越して大胆にも大の字にすっ転びました( ̄∇ ̄;)

仙骨全面〜左腸骨辺りを強打いたしまして、あまりの痛さに年甲斐もなく大の字に倒れたまましばらく休みました(←恥ずかしいとは全く思わないんだから私もすっかりオバさんですw)
幸い前抱っこスタイルだったのでスリングの中のチョコは無事で私の腹の上でキョトン。
右手でお腹の上のスリングで顔出しているワンコを抱え、左手で開いたままの傘を握りしめ、大の字に寝そべってるオバさん・・・(←今想像してみるとかなり滑稽w)
すぐに通行人の方々がお声をかけてくださり、手を貸してくださいました。

世の中捨てたもんじゃないなぁ、と人様の親切を有り難く思うと共に、
スノーブーツ履いてたにも関わらず滑って転んだ自分にドキリとさせられました;

つまずきやすい、転びやすいのはなぜ?

人にもワンコにも言えることなどでワンコを例にお話してみようと思います。
さて、ここで質問です。
「ワンコが歩く時に足を上げて歩くのはなぜでしょう?」

あまり深く考えなくて大丈夫ですよ。
答えは至ってシンプルです。

答えは・・・
「足を上げないと転んじゃうから」。

な〜んだ、そういうことねって思われたことでしょう。
はい、この言われてみれば当たり前なお話なのです。

きちんと足を上げずに歩いていると、つまずきやすくもなります。
ワンコがコンクリートの上を歩いている時などにぜひ耳をすませてみてください。
シャッとかズリッとか、爪が地面に擦れている音が聞こえていたりしませんか?
爪が伸び過ぎているからというのは論外ですが、爪を擦って歩いているということはどれかの足がうまくリフトできていないということになります。
常に引きずってしまうようになると足先は傷つき出血したりしてしまいますから、
どの足なのかしっかり見極めてケアしてあげましょう。

・・・と、日頃から私も言っているのですが、自身にも当てはまっちゃいましたね。(説得力なくなりますね苦笑)

筋力不足なのね。じゃあ筋トレでケアを。
大半の方そうは思われるのではないかと思います。
でもケア術はそれだけではないのです。
足を動かす関節周りの筋肉が凝り固まってしまって可動域が小さくなっている場合も念頭においてケアしていきましょう。
筋肉は使い過ぎても使わなさ過ぎても凝り固まってしまいますから、筋肉増やせば全て解決っていうわけでもないのです。

例えば歩行時に足の甲が地面に着地してしまうナックリング。ヒトで例えるとグーで歩いている状態です。
足先保護用のブーツなどもありますが、凝り固まってグーになっている状態がパーに近づけるようなケアもやっぱり大事ですよね。

凝り固まった筋肉、使い過ぎや使わなさ過ぎの筋肉のお話はこちらで詳しく解説しています。

犬の整体について

本当は週末開催された救命・救急講座のお話をしようと思っていたのですが、そんなハプニングがありまして話が完全に外れてしまいました;
その辺りのお話はまた改めて。