犬の寝姿勢について2

前回の「犬の寝姿勢について」に続き、さらに犬の寝相について掘り探ってみました。
ヒトにも同じことが言えますので、参考にしながら読んでみてくださいね。

 

 

元気の源は「寝返り」

ヒトもワンコも理想的な寝相は「適度な寝返り」ができていることだと思います。

どのような姿勢であれ
ずっと同じ姿勢で寝ていると
同じ部位に過度な圧が加わって血行不良を起こし、
腰痛や首肩凝り、床ずれの原因にもなってしまいます。
カラダはやっぱり満遍なく使えている方が良いわけです。

寝返りをすることで
血液を循環させることができ、
姿勢もリセットすることができます。
ヒトもワンコも幼い頃はゴロゴロよく動き、すごい寝相だったりしましたよね。
「寝れば元気になる子供」のパワーの源は「寝返り」とも言えるのではないでしょうか。

オールステージのヒトにもワンコにもオススメな筋肉のケア

オトナになってくると次第に子供の頃ほど睡眠時に動かなくなってきます。
それも歳を取れば取るほど動かなくなってくる・・・。
その要因としては筋力低下姿勢の悪さ肥満カラダの使い方のクセ筋肉が凝り固まり動かしづらくなっていることなどが考えられます。

なので、
寝返りができるカラダ、動けるカラダを維持して寝たきりを予防するためにも
筋肉のケアを日頃から心がけていきましょう。

また
筋肉の柔軟性を保つことは血行促進、節々の痛みの緩和、床ずれ予防にもつながりますから、寝たきりのヒトやワンコにとっても筋肉ケアは有効で、大事なケアになります。

ライフステージに合わせたマット選びも大事

こういった身体的要因以外にも外的要因として、
使用している寝具が寝返りに影響を与えている場合もあります。

例えば、
カラダの上に掛けている布団やブランケットが重すぎて、物理的に寝返りが打ちにくくなっていたり、
マットレスが柔らか過ぎるためにカラダが沈み過ぎて寝返りを妨げている場合などがあります。

包み込むような寝心地を得やすい低反発マットレスは完全に寝たきりであったり、
床ずれがある場合などではオススメですが、
自力である程度体を動かせる場合では、カラダが沈み込み過ぎないマットレスの方が動きが制限されず寝返りもしやすいのでオススメとなります。

自分が思うように動けない事により要求鳴きの原因になったり、
ベットで寝ること自体をイヤイヤするようになる場合もあるので、
マットレス選びではライフステージも考慮しながら選ぶようにしましょう。