日々の生活習慣が良くも悪くもカラダを変える

動きが鈍くなってくることを「加齢の為の筋力低下」と諦めないであげてください。

例えば…
毎朝のジョギングを日課にしている、スポーツクラブに通いスタジオプログラムに積極的に参加している…という70代のヒトと、動くのが億劫だからと家でじっとしている時間が長くなっている70代のヒト。
同じ70代ではあるけれど筋量には随分と差がありそうだということは容易に想像ができるかと思います。
このような生活を今後もずっと続けていたら80代になった頃には…もっと差がついていそうですよね。

筋力は加齢と共に減少傾向にはなりますが、使っていればそれは緩やかに、使わなければ急降下していくということでしかありません。

筋力低下は年齢のせいとは決して言い切れないのです。
ワンちゃんだって同じです。
日頃の生活の中で筋肉をしっかり使ってもらい、整体によるメンテナンスで運動機能の維持向上を図っていくことはQOL(生活の質)の向上にもつながります。

毎日のお散歩は立派な運動、筋トレになります。
お外の匂いや様々な音、空気の冷たさや日差しの暖かさを肌で感じ、五感をしっかり刺激してくれる最高のひと時でもあります。(ワンちゃんと飼い主さん。ふたりにとっても良い成果をあげられるはず。まさに一石二鳥ですよ)

スポーツドックのメンテナンスとしても

ワンちゃんもヒトも、カラダの「形」は筋肉が作り、またその筋肉はカラダの「動き」を作っています。

カラダを変えるには筋肉へのアプローチがやはり欠かせないのです。

形が変われば動きが変わります。
動きが変われば形も変わります。

なので、例えばスポーツドックとして活躍されているワンちゃんでしたら、日頃のメンテナンスとして整体をプラスする事により怪我や故障の予防、関節可動域の維持向上につなげていくことができます。また成績の向上も大いに期待する事ができるでしょう。

寝たきりワンちゃんの緩和ケアとしても

カラダを動かさないでいると筋肉は痩せていき、関節も動かせなくなり、カラダは硬まっていきます。
そのまま寝たきり状態でいると血行不良を起こし末端は冷えがちになり、基礎代謝も下がるので体温も低めになります。
動かないからお腹も空きづらい(腸の動きが鈍くなりやすい)、喉も乾きづらい、カラダの節々が凝り固まって痛い/不快に感じる、横たわった姿勢で胸部が固まり呼吸も浅くなりがちになるなど、良いことはありません。

寝たきりになってしまったら出来ることは限られてしまうのでしょうか?
そんなことは決してありません。

ワンちゃん自身でカラダを動かせないのならばヒトの手で動かしてあげればいいのです。
整体で凝り固まった筋肉をほぐしつつ関節を動かし関節可動域の維持向上、血行改善、痛みの予防や緩和のケアへとつなげていくことができます。

「施術後は楽なようでぐっすり寝てくれる」
「食欲が出る」
「水を飲んでくれた」
実際、寝たきりのワンちゃんの施術後にはこういったお声を沢山頂きます。
内臓や腸の動きが良くなるからか施術中に排泄もよおすワンちゃんも多いです。

整体によるケアは「動けるワンちゃん」だけのものではありません。
ワンちゃんが動きが鈍くなってきたら、
動けなくなったら、
なるべく早い段階から飼い主さんによる日頃のケアと整体でのWケアをはじめられることオススメ致します。